あの事件は今
地下鉄サリン事件
サリン。無色・無臭で猛毒の神経ガスの一種。その毒性は青酸カリの約500倍。吸うだけでなく、皮膚に触れるだけでも死に至る可能性があります。
●地下鉄内の猛毒ガス
平成7年3月20日朝、日比谷線中目黒行きの電車は、いつものとおり通勤客を乗せて北千住駅を発車しました。
秋葉原駅に着いたころ、3車両目で新聞紙に包まれたものから刺激臭が漂いだし、築地駅で電車が非常停止するまでには、各駅のホーム上はガス中毒の症状で苦しむ乗客たちであふれました。
一方、千代田線では、代々木上原行きの電車が霞ヶ関駅に到着した際、刺激臭を発する包みの回収にあたった駅助役が死亡しました。
●死者11名負傷者3,796名
犯人たちは、東京の中心を走る営団地下鉄(現:東京メトロ)日比谷線、千代田線、丸ノ内線で乗客の多い朝のラッシュ時をねらいました。
そして、11名が死亡、3,796名が意識障害等の傷害を負った事実で起訴されたのです。
●苦しみ続ける被害者
被害者や遺族の中には、「突然、事件の光景がよみがえる」「怖くて電車に乗れない」といったPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状で苦しんでいる人もあり、関係者にとって事件はまだ終わっていません。
●サリン散布の目的
犯罪史上、類を見ないこの「地下鉄サリン事件」は、2月28日に発生した、いわゆる「假谷さん拉致事件」に端を発しています。オウム教団は、脱会したくて身を隠した信者の所在を聞き出すために、その実兄の被害者を白昼、車で拉致しました。
当時、教団代表はこの拉致事件に関連して、近く教団に対する大規模な強制捜査が実施されるとの危機感を抱いていました。それならばと先手を打って首都中心部を大混乱に陥れるような事件を敢行したのです。
●逮捕へ
事件から2日後(3月22日)の教団施設に対する一斉捜索を突破口に、その後、教団代表以下の幹部を逮捕。
地下鉄サリン事件、松本サリン事件、坂本弁護士一家殺人事件などの一連の事件は同教団の組織的な犯行であることが解明されました。
●あなたの隣の逃亡犯
しかし、いまだ逃亡を続けているオウム特別手配被疑者がおり、警察ではその行方を追っています。
あなたの情報が検挙に結びついた場合は、懸賞金 オウム特別手配被疑者一人あたり1,000万円が支払われることとなっています。
■オウム手配被疑者
高橋 克也
菊池 直子
オウム真理教関係特別手配被疑者追跡特別捜査本部
0120-006024(フリーダイヤル)