もうすぐ夏休み。子どもたちは海へ山へ、そして街へ…と行動半径が広がり、開放的な気分になる季節です。しかし、それだけ子どもが危険にあう確率も高くなります。幼児や低学年でも、中・高生になってもそれぞれに危険は存在しています。ここでは犯罪にまきこまれないよう、紙上防犯教室を開催します。
■不審者情報を活用しよう
警視庁では、子どもに対する声かけ、露出事案や痴漢行為等の発生情報を、登録者に電子メールで配信しており、「警視庁管内不審者情報」※としてホームページ上でも公開しています。不審者が出没する場所に近寄らせないようにするとか、出没する時間には外出させないというように、防犯対策に役立ててください。
また、いつも公園で会うおじさんでも、名前や住所が分からなければそれは「知らない人」なので、声をかけられてもついていかないように教えるなど、普段からお子さんと話し合っておきましょう。

※・掲載している不審者情報は、都内で発生したすべてのものを掲載しているわけではありません。
・不審者情報の中には、単に道をたずねたり、善意で声をかけたりした行為などが含まれている可能性があります。
■本当に大きな声が出せますか
外で遊んでいる元気な子どもたちに、一日中大人が付き添っているわけにはいきません。子どもだけのとき、不審者に遭遇してしまったら、「いかのおすし」が役に立ちます。
・知らない人についていかない
・知らない人の車にのらない
・「助けて!」とおおごえをだす
・連れていかれそうになったら、すぐにげる
・近くの大人になにがあったかをしらせる
「大声を出すこと」「逃げること」は中でも効果的な方法です。普 段から「助けて!」と大きな声を出す練習をしておきましょう。
■心のすきまに夏の誘惑
学年が進んでくると特に、夏休みという開放感から、つい夜遊びを繰り返して悪い仲間に入ってしまうことがあります。
酒やたばこを覚え、次なる刺激を求めてシンナーや覚せい剤を始め、その資金欲しさにひったくりや売春をする、といったように非行はどんどんエスカレートしていきます。
そうでなくても反抗期の我が子をこのような危険から守るには、とにかく親が子どもの生活に関心を持って、じっくり見てあげることが大切です。
小さなことをうるさく注意するのではなく、ドシッと構えて子どもと向き合いましょう。そして子どもが出す「反抗や嘘が多くなる」「服装が変化する」などのシグナルに気が付いたら、「あなたは私にとってかけがいのない大切な存在だから、幸せになってもらいたい。何でも相談に乗るよ」という気持ちを伝えてください。
子どもも、親が自分に関心を持ち、大事に思ってくれていることが分かれば、自分自身を大切に思う気持ちが芽生えてきます。この自分を大切にする気持ちが、薬物や売春その他の犯罪行為を踏みとどまらせることになるのです。
■子どもを守るフィルタリング
夏休みで自由になる時間が増えると、携帯電話の利用量も増えます。
暇にあかして有害サイトに迷い込み、犯罪にまきこまれないように、事前に親が手を打つことが大切なポイントです。子どもの携帯電話に、電話会社がサービスで行っているフィルタリング機能を設定しましょう。 |