広報けいしちょう臨時号

子どもの安全
〜春休みを前に〜

〜三つ目のお化け〜



平成17年3月20日

日本がかつて経験したことのない無差別テロ事件
それは突然人々を地獄の底に突き落としました。

オウム事件から10年
【未曾有のテロ事件】

その朝、満員の通勤・通学客を乗せて首都中心部を走る地下鉄はいつもと変わらぬ朝を迎えていました。

このラッシュ時をねらい、自然界には存在していない猛毒サリンがオウム真理教によってまかれたのです。

8時過ぎ、事前に示し合わせた犯人たちは、日比谷線、千代田線、丸ノ内線の3路線でほぼ同時に液体状の「サリン」が入ったナイロン袋を傘で突き破り、猛毒ガスを発散させ人混みに紛れて車両を降りました。

ガスは瞬く間に広がり、各駅のホーム上は吐き気やけいれん、激しい目の痛み、視野の狭さく、あるいは呼吸困難により倒れ込む乗客であふれました。

これが10年前の3月20日、12人の尊い命を奪い、5300人を超える方に傷害を負わせ、いまだに多くの方を後遺症で苦しませている犯罪史上類を見ない「地下鉄サリン事件」です。


事件当日の地下鉄霞ヶ関駅付近
【背景】  

この地下鉄サリン事件は2月28日に発生した、公証役場事務長逮捕監禁致死事件に端を発しています。

オウム真理教は、脱会したくて身を隠した信者の所在を聞き出すために、その実兄である公証役場事務長を白昼車で拉致し、さらに、麻酔薬等を注射したうえ監禁し死亡させました。

オウム真理教は、警視庁の捜査が自身に及ぶことを恐れ、それならばと捜査をかく乱するため先手を打って首都中心部を大混乱に陥れるような事件を引き起こしたのです。

【現在オウム真理教は】  

オウム真理教(現アーレフ)は今でも信者に対して、麻原の肉声テープを大音響で繰り返し聞かせたり、麻原が残した説法をそっくり引き写した教材を用いて修行指導を続けるなど、再び同種事件を引き起こすことが懸念される組織であることに変わりありません。

また、高温の湯に浸かる「温熱修行」により複数の信者が死亡したほか、分派グループ「ケロヨングループ」の信徒が、「カルマ落とし」と称して竹刀で身体を殴打されて死亡するなど、麻原の教えに基づく危険な修行を継続している事実が明らかになっています。

【逃がさない!】  

いまだ逃亡を続けているオウム真理教特別手配被疑者。

事件から10年が経過し、特別手配の被疑者も歳を重ねています。

当時の写真と予想される現在のイメージ画です。心当たりのある方は、ご通報ください。
地下鉄サリン事件
菊地 直子
159p位
○右こめかみに小豆大(4ミリ位)のホクロ
○右目下に(1ミリ位)のホクロ
地下鉄サリン事件
高橋 克也
173p位
○眉毛が濃い
○近視(めがね使用あり)
公証役場事務長逮捕監禁致死事件
平田 信
183p位
○ひげが濃く
○歯並びが悪い
○左首筋に(5ミリ位)ホクロ
(年齢等は平成17年3月20日現在)

オウム真理教関係特別手配被疑者追跡特別捜査本部
フリーダイヤル0120-006024


あなたの情報が検挙に結びついた場合は、民間で組織された懸賞広告実行委員会から懸賞金600万円(一人あたり200万円)が支払われます。


子どもの安全 〜春休みを前に〜
平成17年3月20日
   もうすぐ4月。

暖かくなってくると子どもたちの行動半径もぐっと広がってきます。

親にとっては事件や事故に巻き込まれないかと心配な事も増えてきます。

この機会に家族・地域ぐるみで子どもの安全について考えてみましょう。

【いかのおすし】

いか…知らない人についていかない
の…他人の車にらない
お…おごえを出す
す…ぐ逃げる
し…何かあったらすぐらせる  

犯罪にあわないための約束ごととして「いかのおすし」と覚えさせましょう。
【声を出す!・逃げる!】

特にいざというとき明暗を分けるのは「声を出すこと」「逃げること」です。

本当に怖い目にあったとき子どもは足がすくんで逃げることができず、声も震えて出せないものです。

普段から実際に練習しておきましょう。
防犯ブザーは、時々鳴らして音が出ることを確認しておきます。

いざというときすぐ使えるよう、スカートやズボンのつりひもやランドセルなどの手の届く位置につけておくようにしましょう。

【子どもの交通安全】  

ところで、子どもは大人の行動を見て社会のルールを覚えます。

子どもが見ている前で赤信号を渡ったりしていませんか?

子どもの交通事故の多くは、交通ルールを守らなかったため起きています。

まず大人がルールを守ってみせ、子どもにも守らせることが大切です。

【自転車・裏通りは特に注意】  

「近所のグラウンドまで野球をしに」「○○ちゃんの家に遊びに」など、小中学生になるとぐっと自転車で動き回ることが多くなります。

しかし自転車で裏通りを疾走し、安全を十分確認せずに表通りに出た途端、自動車とぶつかるなど、子どもの交通事故のうち自転車の事故は65%を占めています。  

また事故は、表通りよりも裏通りで多く発生しています。

裏通りには横断歩道や路側帯がない場合も多く、つい前後左右を確認せずに横断したり、道路の真ん中で遊んだりしがちです。

【親子で安全マップ作り】  

春休みの間に通学路や近所を親子で歩いてみましょう。

人けのない裏通りや、交通量の多い交差点等、事件事故の両面から注意が必要なスポットを具体的に確認しておき、いっしょにマップを作ることで「ここは注意しようね」と教えてあげると効果的です。