電気交通管制課 信号機管理第二係 主事

首都の交通網を支える
「地図に残る」仕事。

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入庁の経緯と現在の仕事

官庁や自治体で働くことも視野に入れていましたが、同じ電気系の技術者でも警視庁の仕事は多岐にわたっており、さらに、ほかでは経験できない「国民の安全の確保に直結する仕事」を行っていることが魅力的でした。警視庁では自分自身のキャリアを積み重ねる中で、糧となる様々な技術を学ぶことができ、最終的にはその道のプロフェッショナルを目指せることも大きな魅力の一つです。現在は交通管制課に所属し、世界一の交通管制システムの機能を駆使し、車の流れを最適にする信号制御の高度化、信号秒数の変更を担当しています。技術職として少しでも交通事故と交通渋滞を減少させ、安全で快適な交通社会の実現に貢献できる仕事です。

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担当業務のやりがい

この仕事の一番の魅力は「地図に残る」ことです。信号機の新規設置や工事し更新した信号機は何十年もその地に残ります。自動車を運転しながら「この信号は自分が手掛けた」と思えることはとても感慨深いものです。信号機の秒数調整をする業務では、歩行者側の秒数を増やし過ぎると車両の渋滞につながり、逆に、道路の流れを良くしようと車両側の信号機を優先させ過ぎると、信号を待ちきれない歩行者との交通事故につながるおそれもあります。そこで、「交通状況に応じて信号をどれだけの秒数で制御すべきか」をコンピュータで計算させます。歩行者にとって安全で、渋滞解消にもつながる信号制御の高度化が実現できたときはとてもやりがいを感じます。

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仕事をする上で
大切にしていること

交通管制課では、都内の交通安全と円滑な交通社会の実現における重要な部分を担っています。感知器で計測した渋滞情報をカーナビに提供するほか、信号機の点灯、時間の調整による交通状況の整理などをしています。交通状況は地域によって異なり、その地域に根ざすことが何より大切だと思っており、車両、歩行者、周辺環境などそれぞれの視点から利便性を追求できるよう留意しています。例えば、音響信号機の音量や動作時間の調整、高齢者の横断が多いところであれば、経過時間が表示される歩行者用信号機を設置し、安全に渡れる秒数に調整します。周辺環境や地域住民のニーズを把握している各警察署と情報交換および検討をしながら進めています。

MESSAGE

これからの目標

先日、カナダで開催された世界中の交通に関わる行政官やエンジニアが集うITS世界会議に参加し、自分が研究した「信号情報活用運転システム」の論文を発表しました。非常に刺激を受けたのとともに、安全性を向上させる技術の習得と、それを積極的に活用することで、交通事故の減少に貢献したいとあらためて考えるようになりました。そして、自動運転では信号情報や規制情報を車両へ正確に伝達することが不可欠となることから、最新の情報通信技術習得のため努力を重ねていきたいと思っています。

TIME TABLE

ある1日のスケジュール

8:30
出勤 朝礼
8:40
メールチェック、新設信号機の設計
10:00
交通管制システムデータの状況確認(渋滞・交通量抽出)
12:00
休憩
13:00
警察署担当者・道路管理者と合同現場実査
16:00
報告書作成
17:15
翌日準備 退庁

PROFILE

交通管制課 信号機管理第二係 主事

平成27年(2015年)
入庁 交通管制課 システム管理係
平成29年(2017年)
現職