振り込め詐欺は、警察官役、弁護士役等、複数の者が交代で電話口に出るなど、役割分担をするのが最近の傾向と言われていますが、次にご紹介するのは、その逆。一人の犯人が複数の声色でいろいろな人物を演じ分けている珍しい事件です。
二つの事件の犯人は同一人物で、先ごろ警視庁に逮捕された振り込め詐欺の実際の犯人です。
荻窪案件 ・・・ 被害総額 3,000万円
低い声で関西弁風の声色を使って脅すような話し方で被害者を不安に陥れ、現金を騙し取った事例です。
(電話を受けているのは被害者の会社の女性従業員です。)
犯人は電話で「過去の通信教育受講料が未払いになっている」と言い、「遅延損害金」「供託金」等の名目で約 3,000万円を騙し取っています。
この事件では、犯人は関西弁だけでなく関東風の声色を使って法律事務所の職員を演じていました。
(録音は関西弁風の声色を使っているときのものです)
静岡案件 ・・・ 被害総額 0円(未遂)
未亡人である被害者宅に「イタショウのユイ」と名乗る男から「夫が生前していた借金を支払え」といった電話が入ります。
更にその後「キョウワのナガセ」という男から電話があり、「イタショウから債権を譲り受けた。法律的に取り立てる立場にあるので95万6400円振り込め。」と言われます。
しかし被害者が弁護士に相談したため、振り込まずに済みました。
(録音は、「キョウワのナガセ」と名乗っているときのものです)
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