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薬物事犯全体における最近の傾向 大麻が薬物乱用に繋がるゲートウェイ・ドラッグとして社会的に問題となっており、取締りの強化と薬物依存者の矯正・乱用防止が急務の課題となっています。来日外国人密売グループは暴力団と結託して、組織化、巧妙化傾向を一段と強める一方、密売方法も都市部を避け、住宅地等に移しています。また、インターネットや携帯電話、宅配便を利用するなど、その手口がますます潜在化しています。 少年など若年層の者達が、覚せい剤のことを「エス」・「スピード」、MDMAを「エクスタシー」・「バツ」・「タマ」と呼ぶなど、ファッション感覚で使用したり、薬物乱用に対する規範意識の低下や、薬物乱用の危険性・有害性についての認識不足から、安易に覚せい剤、大麻や錠剤型麻薬等に手を出しています。平成20年中におけるMDMA合成麻薬の検挙人員は、77人、押収量は、約7千300錠です。錠剤型の合成麻薬は、市販薬と同様に手軽に飲用できて罪悪感も薄いことから、さらなる拡大が懸念されています。 薬物は、一度使用したら、やめられなくなります。「薬物=悪」という認識を持ちましょう。 |

薬物事犯の検挙状況平成20年中、都内においては薬物事犯で、2,757人を検挙しました。検挙した者の中で、20歳代が、906人(うち、女性196人)で、全体の約33パーセント、未成年者は85人で、全体の約3パーセントを占めています。 また、薬物の密売には、暴力団や来日外国人等の国際犯罪組織が深く関与しています。 |
※ 平成20年警視庁管内薬物事犯検挙状況 検挙人数2,757人(うち男性2,321人、女性436人) |

薬物の押収量平成20年中の都内における薬物の押収量は、約256キログラムでした。 薬物は、外国からの貨物コンテナ内の荷物に隠したり、国際航空郵便を利用して密輸入され、国内でインターネットや宅配便を利用して密売されています。年々薬物の密輸・密売手段が巧妙化し、水面下において大量の薬物が流入し、拡散している状況が見られます。 これに対し警視庁では、関係機関との連携を密にし、取締りを一層強化しています。 平成20年中の押収量
麻薬押収量
覚せい剤押収量
大麻押収量
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検挙事例中国人らによる大量大麻、所持・密売事件【事犯の概要】 平成20年7月、大麻約180.8キログラムを江東区のマンションにおいて隠匿所持していた事件で、日本人1人及び中国人1人を大麻取締法違反(営利目的共同所持)等で検挙しました。
中国来大量覚せい剤密輸入事件【事犯の概要】 平成20年5月までに、中国から密輸された覚せい剤約8.8キログラムをキャリーバッグ内に隠匿所持していた事件で、中国人ら5人及び日本人1人を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)で検挙しました。
中国人らによる大量覚せい剤営利目的共同所持事件【事犯の概要】 平成19年5月までに、新宿区内所在のホテル及び路上において、覚せい剤約51.4キログラムをリュックサック内に隠匿していた事件で、中国人ら5人を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)で検挙しました。
外国人等密売グループによる薬物密売事件【事犯の概要】 平成19年12月、品川区、目黒区の住宅街において、覚せい剤、大麻、コカイン、MDMA等を密売していたイラン人ら5人を覚せい剤取締法違反(営利目的共同所持・譲渡)等で検挙し、買受客の日本人男女19人を検挙しました。 また、同事件に関し、覚せい剤約408グラム、大麻約510グラム、大麻樹脂約136グラム、コカイン約30グラム、MDMA91錠を押収しました。
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