競走馬を引退して警視庁騎馬隊に入隊してきた新馬。そんな彼らにこれから騎馬隊の一員となるための、汗と涙のにじむ厳しい訓練が待っています。 担当の騎馬隊員とともに、立派な警視庁騎馬隊の精鋭となるための険しい道のりをご紹介します。彼らが一人前になるまでの過程をご覧ください。
新馬命名式
競走馬として速く走ることだけを教わってきた彼らが、騎馬隊員として第二の人生(馬生?)を送るために騎馬隊に入隊してきました。 最初は、新しい環境に慣らすため放牧をしたり、担当の騎馬隊員との信頼関係を築くため横に並んで一緒に歩く曳き運動を行います。 初めは暴れたり、反抗したりと苦労が絶えませんが、日が経つにつれて新馬が担当者に頼るようになってきました!
競走馬は騎手が乗るとすぐ走るように調教されていますが、騎馬隊ではパレード・交通安全教育・信任状捧呈式など、と速く走ることは要求されない活動ばかりです。 担当者は逆に我慢させてゆっくり歩かせたり、他の馬と合わせて走ることを教えなければなりません。 下の図は長い綱を使って人を中心に馬を廻しているところで、これによって新しい走り方を学ばせています。
この頃から鞍をつけて乗るようになり、道路にある色々な障害物にも動じないように訓練をします。 馬は凄く臆病な性格なので、最初はタオルを跨ぐのもなかなか出来ません。
新馬も段々と騎馬隊員らしくなってきました。この頃から子供を乗せたり、障害飛越という新しい練習にどんどんチャレンジしていきます。 最初は子供を乗せる代わりにぬいぐるみを使います。馬の上に二人乗るわけですから、パニックになってしまうこともしばしば・・・。担当者も生傷が絶えません。
ここまで来ると騎馬隊員の仲間入りまでもう一歩です。 応援活動に行くためには、馬も車に乗らなくてはなりません。この車は四頭まで運ぶことが出来ます。 競走馬で輸送に慣れていたのか、すんなり入る馬もいれば、意地でも入ろうとしない馬もいます。 運転手は馬に負担を掛けないよう、いつも以上に安全運転を心掛けています。 派遣先ではパレードならではのブラスバンドをよく見かけます。 ブラスバンドの音に慣れるため、普段から調馬中に太鼓を鳴らしたりしています。
騎馬隊員としての活動を無事にこなし、先輩達に追いつき追い越すためにこれからも担当者共々、毎日一生懸命練習していきます。 もしも街中で私達を見かけたら、遠慮なく声を掛けてくださいね!