薬物に関するデータ

更新日:2017年11月30日

薬物事犯全体における最近の傾向

危険な錠剤の写真

近年、芸能人や著名人の薬物犯罪が相次いで発生しており、その乱用が社会問題となっていることから、取締りの強化と薬物依存者の矯正・乱用防止が急務の課題となっています。

来日外国人密売グループは暴力団と結託して、組織化、巧妙化傾向を一段と強める一方、密売方法も都市部を避け、住宅地等に移しています。また、インターネットや携帯電話、宅配便を利用するなど、その手口がますます潜在化しています。

インターネットをしている人のイラスト

少年など若年層の者たちが、覚醒剤のことを「エス」・「スピード」、MDMAを「エクスタシー」・「バツ」・「タマ」と呼ぶなど、ファッション感覚で使用したり、薬物乱用に対する規範意識の低下や、薬物乱用の危険性・有害性についての認識不足から、安易に覚醒剤、大麻や麻薬、危険ドラッグ等に手を出しています。

薬物は、一度使用したら、やめられなくなります。「薬物=悪」という認識を持ちましょう。

薬物の 甘い誘惑 断つ勇気

薬物事犯の検挙状況

平成28年中、都内においては薬物事犯で、2,225人を検挙しました。検挙した者の中で、男性1,925人、女性300人であり、未成年者は59人で、全体の約2パーセントを占めています。
また、薬物の密売には、暴力団や来日外国人等の国際犯罪組織が深く関与しています。

薬物事犯男女別検挙状況グラフ

薬物の押収量

平成28年中の都内における薬物の押収量は、約337キログラムでした。

薬物は、外国から送られる重機等に隠したり、国際航空郵便を利用したり、手荷物に隠したりして密輸入され、国内でインターネットや宅配便を利用して密売されています。年々薬物の密輸・密売手段が巧妙化し、水面下において大量の薬物が流入し、拡散している状況が見られます。

これに対し警視庁では、関係機関との連携を密にし、取締りを一層強化しています。

平成28年中の押収量

麻薬 706グラム
大麻 11,359グラム
覚せい剤 316,614グラム
薬物押収総量(その他の薬物を含む) 337,055グラム

麻薬押収量

麻薬押収量グラフ

覚醒剤押収量

覚せい剤押収量グラフ

大麻押収量

大麻押収量グラフ

検挙事例

元プロ野球選手による覚醒剤所持事件

事犯の概要

都内所在のマンション居室内において、覚醒剤を所持したなどの事件で、2月、元プロ野球選手の男を覚せい剤取締法違反(所持)等で検挙し、覚醒剤約0.1グラムを押収しました。

米国来覚醒剤密輸入事件

事犯の概要

米国から、航空小口急送貨物に隠匿した覚醒剤を含有する水溶液(乾燥重量約954グラム)を本邦に密輸入したなどの事件で、2月までに、無職の男ら3人を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)で検挙しました。

メキシコ合衆国来大量覚醒剤密輸入事件

事犯の概要

メキシコ合衆国から、航空小口急送貨物に隠匿した覚醒剤を本邦に密輸入した事件で、3月、メキシコ人2人を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)で検挙し、覚醒剤約25.2キログラムを押収しました。

六代目山口組傘下組織幹部らによる麻薬特例法違反等事件

事犯の概要

岐阜県内において、宅配便を利用して覚醒剤相当量を譲り受けるなどした事件で、4月、六代目山口組傘下組織幹部ら5人を国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律違反(規制薬物としての譲受)等で検挙しました。

稲川会傘下組織幹部らによる覚醒剤密輸入事件

事犯の概要

中華人民共和国から、国際スピード郵便を利用して覚醒剤を本邦に密輸入した事件で、6月、稲川会傘下組織幹部の男を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)で検挙し、覚醒剤約2.0キログラムを押収しました。

中国来覚醒剤密輸入事件

事犯の概要

中華人民共和国から、照明器具に隠匿した覚醒剤を海上貨物を利用して本邦に密輸入した事件で、8月、台湾人3人を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)で検挙し、覚醒剤約154.0キログラムを押収しました。

海上貨物を利用した中国来大量覚醒剤密輸入事件

事犯の概要

中華人民共和国から、小石運搬機2個に隠匿した覚醒剤を海上貨物を利用して本邦に密輸入した事件で、12月、台湾人の男を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)等で検挙し、覚醒剤約152.8キログラムを押収しました。

マンション内における大麻栽培事件

事犯の概要

都内所在のマンション居室内において、営利の目的で大麻草を栽培していた事件で、2月、無職の男ら2人を大麻取締法違反(営利目的栽培)等で検挙し、大麻草215本(乾燥重量約1.4キログラム)を押収しました。

マンション内における大麻栽培等事件

事犯の概要

都内所在のマンション居室内において、営利の目的で大麻草を栽培していた事件等で、10月、無職の男ら3人を大麻取締法違反(営利目的栽培)等で検挙し、大麻草15鉢等を押収しました。

インターネットを利用した危険ドラッグ密売事件

事犯の概要

都内所在の飲食店において顧客に対し、指定薬物である通称α-PHPPを含有する白色粉末等合計約46.4グラムを代金合計20万円で販売したなどの事件で、3月、危険ドラッグ販売サイト経営の男を医薬品医療機器等法違反(業として販売)等で検挙しました。

米国来危険ドラッグ密輸入事件

事犯の概要

米国から、スーツケース内に隠匿した指定薬物である亜硝酸イソブチルを含有する液体を携帯して本邦に密輸入した事件で、3月、韓国人の男を医薬品医療機器等法違反(輸入)等で検挙し、指定薬物である亜硝酸イソブチルを含有する液体約1.6キログラムを押収しました。

情報発信元

警視庁 組織犯罪対策第五課 銃器薬物対策第二係

電話:03-3581-4321(警視庁代表)