あなたの街の少年犯罪

更新日:2017年10月16日

平成29年8月末における都内での刑法犯認知件数は、8万3,159件で、昨年の同期と比べて5,611件(6.3パーセント)減少し、平成15年以降連続して減少しています。
また、刑法犯少年の検挙・補導人員は、2,934人で、昨年の同期と比べて167人(5.4パーセント)減少しました。
一方、街頭犯罪の認知件数も、3万2,438件で、4,414件(12.0パーセント)減少し、街頭犯罪における少年の検挙・補導人員は、419人で、34人(7.5%)減少しました。
特に街頭犯罪のうち、少年の検挙・補導人員の占める割合が高い罪種は、オートバイ盗(86.7パーセント)、自動販売機ねらい(68.2パーセント)、部品ねらい(53.6パーセント)でした。

検挙・補導人員における少年の割合(平成29年8月末)

刑法犯罪

刑法犯罪総検挙人員割合のグラフ

総検挙 19,516人

内訳

成人 16,582人(85.0パーセント)
少年 2,934人(15.0パーセント)

街頭犯罪

街頭犯罪総検挙人員割合のグラフ

総検挙 1,353人

内訳

成人 934人(69.0パーセント)
少年 419人(31.0パーセント)

刑法犯罪

刑法に規定する罪のことで、殺人・強盗・恐喝・窃盗・詐欺・性犯罪などを計上しています。

街頭犯罪

街頭で発生する犯罪のうち、「路上強盗・ひったくり・自動車盗・オートバイ盗・自転車盗・車上ねらい・部品ねらい・自動販売機ねらい」を計上しています。

少年

20歳に満たない者をいいます(男女の別は問いません)。

少年犯罪の状況

刑法犯少年の検挙・補導人員は、平成22年以降、減少しています。
しかし、平成29年8月末、ひったくりで検挙・補導された少年は20人で、昨年同期比11人(122.2パーセント)増加しています。
一方、オートバイ盗は52人で昨年比25人(32.5パーセント)減少しています。
振り込め詐欺等の特殊詐欺は59人で、昨年同期比14人(31.1パーセント)増加しており、少年が占める割合も、18.7パーセントで依然として高水準にあり、少年の関与が大きな社会問題となっています。
窃盗犯のうち、万引きで検挙・補導された少年は1,178人で、昨年同期比5人(0.4パーセント)減少していますが、窃盗犯全体の約7割弱(66.7パーセント)と、依然として高い割合を占めています。

最近の特異な検挙事例としては、

  • 地元の後輩の少年に対して、暴行を加えて怪我をさせた傷害事件
  • SNSを利用してコンサートチケット代を騙し取った詐欺事件
  • 貴金属店に侵入して貴金属を盗んだ窃盗事件
  • 他人のクレジットカード情報を利用して、ルームサービス等の提供を受けた詐欺等事件
  • カラオケ店内のトラブルから被害者に暴行を加えて怪我をさせた傷害事件
  • 飲食店に侵入して現金を盗んだ窃盗事件
  • 報復目的で被害者に暴行を加えて怪我をさせた傷害事件
  • 偽造クーポン券を使って加熱式タバコ喫煙器具を騙し取った詐欺等事件
  • 被害者の甥を装って現金を騙し取った詐欺事件
  • 被害者の息子を装って現金を騙し取った詐欺事件
  • 高校生に暴行を加えて怪我をさせ、現金を脅し取った傷害・恐喝等事件
  • 他人名義のキャッシュカードを使って現金を引き出した窃盗事件
  • 個人情報流出の削除金名下に現金を騙し取った詐欺事件
  • 同級生にバッタを食べさせる等した強要事件

などがあります。
警視庁では、こうした犯罪の発生警察署に本部の捜査員を派遣して、集中的な取締りを行うとともに、少年被疑者の立ち直りに対する支援を推進しています。

検挙事例

平成29年8月末現在

老人ホーム入居権のトラブル解決費用として現金を騙し取った少女らを検挙

麻布署は、老人ホームの入居権の名義変更に関して、「入居前に名義変更をしたことで警察の取調べを受ける。」「それを避けるためには、老人ホームの口座に一時的に入金する必要がある。」等と嘘を言って、現金1,000万円を騙し取った無職の少女と高校生の少年を詐欺罪で検挙しました。

違約金目的で現金を脅し取ろうとした少年らを検挙

麻布署は、被害者に対して「会場でもめ事を起こしたことでパーティー会場のケツ持ちのヤクザが違約金を請求してきた。」「65万円の違約金を肩代わりして払ったので返して欲しい。」「肩代わりしたことが、ヤクザに知られたら、桁が違う金額を請求されたり、部下達が学校に乗り込んだりすることになる。」等と脅して現金を脅し取ろうとした高校生の少年と33歳の女を恐喝未遂罪で検挙しました。

地元の後輩の少年に対して、暴行を加えて怪我をさせた少年らを検挙

東京湾岸署は、被害者が喧嘩に勝てる等と言ったことに腹を立て、被害者に対して殴る蹴るの暴行を加え、さらにオートバイを衝突させて顔面、両大腿部打撲等により全治3週間の怪我を負わせた高校生の少年2人を傷害罪で検挙しました。

出会い系サイトで知り合った男性から現金を脅し取ろうとした少年らを検挙

田園調布署は、出会い系サイトで知り合った男性を「会いませんか。」と呼び出し、これに応じた被害者に対して「人の女に手を出しやがって。」等と因縁を付け、現金を脅し取ろうとした無職少年2人と22歳の無職の女を恐喝未遂罪で検挙しました。

SNSを利用してコンサートチケット代を騙し取った少女を検挙

大崎署は、SNSに「コンサートチケット譲ります。」等と嘘の投稿をして、被害者から7万212円を騙し取った無職の少女を詐欺罪で検挙しました。

SNSを使用して、コンサートチケット代を騙し取った少女を検挙

成城署は、SNSを利用して、コンサートチケットを売ると嘘の情報を掲示板に掲載して、4人から12万1,417円を騙し取った無職の少女を詐欺罪で検挙しました。

貴金属店に侵入して貴金属を盗んだ少年を検挙

原宿署は、貴金属店の出入口ガラスを打ち破って店内に侵入し、同店内からネックストラップ3個ほか8点(販売価格合計905万256円)を盗んだ無職の少年を建造物侵入・窃盗罪で検挙しました。

転売目的で髭剃りの替え刃を万引きした少年を検挙

中野署は、転売目的でドラッグストア等4店舗から髭剃りの替え刃34箱(販売価格合計10万5,052円)を万引きした高校生の少年を窃盗罪で検挙しました。

カラオケ店内のトラブルから被害者に暴行を加えて怪我をさせた少年らを検挙

池袋署は、カラオケ店内のトラブルから被害者グループの3人に対して、殴る蹴る等の暴行を加えて、それぞれ全治約2週間の怪我を負わせた少年5人(パネル工1人、建設業1人、解体工1人、無職1人、アルバイト1人)を傷害罪で検挙しました。

他人のクレジットカード情報を利用して、ルームサービス等の提供を受けた少年らを検挙

富坂署は、不正に入手した他人のクレジットカード情報を利用して、ホテルの宿泊予約をして宿泊し、同ホテルから15万7,750円相当のルームサービスの提供を受けた無職少年2人を詐欺、有印私文書偽造・同行使で検挙しました。

1歳の実子の鼻に聴診器のチューブを入れるなどした母親らを検挙

綾瀬署は、1歳の長男の顔に落書きをしたり、鼻に聴診器のチューブを入れるなどした母親である無職の少女と建築業の少年を暴行罪で検挙しました。
少女らは虐待の様子をツイッターに投稿をしていたことから、事件が発覚しました。

飲食店に侵入して現金を盗んだ少年らを検挙

葛飾署は、無施錠の窓から飲食店に侵入し、店内から現金4万9千円を盗んだ少年3人(会社員1人、無職1人、高校生1人)を窃盗罪で検挙しました。
少年らは、他の少年らと共に同地区において連続して盗みを繰り返していました。

報復目的で被害者に暴行を加えて怪我をさせた少年らを検挙

小岩署は、被害者が警察に被害届を提出したことから仲間が逮捕されたと因縁を付けて、被害者の顔面や全身を数回殴打し、足蹴りをするなどの暴行を加えて、全治10日間を要する右顔面打撲傷等の怪我を負わせた少年3人(会社員1人、鳶職1人、無職1人)を傷害罪で検挙しました。

出会い系サイトで知り合った男性から現金を脅し取った少年らを検挙

府中署は、出会い系サイトで知り合った男性に「人の女に何してんだ。」「こんな事したんだから基本20だな。」等と現金を要求して男性から合計6万9,000円を脅し取ったとび職と無職の少年とアルバイトの少女を恐喝罪で検挙しました。

偽造クーポン券を使って加熱式タバコ喫煙器具を騙し取った少年らを検挙

調布署は、自宅で偽造した割引クーポン券を使用して、コンビニ店から加熱式タバコ喫煙器具2台(販売価格合計1万9,960円)を騙し取った大学生の少年を有価証券偽造・同行使、詐欺罪で、無職少年を詐欺罪でそれぞれ検挙しました。

被害者の甥を装って現金を騙し取った少年らを検挙

小金井署は、被害者の甥を装って「会社の重要書類が入った鞄をトイレに置き忘れた。」「取引きで使うお金が必要だ。」等と電話で嘘を言って、被害者から現金500万円を騙し取った無職少年2人を詐欺罪で検挙しました。

被害者の息子を装って現金を騙し取った少年らを検挙

田無署は、被害者の息子を装って「会社のお金を使い込んでしまった。監査が入るから800万円を都合できないか。」「2800万円と言ったのに、あと2000万円を用意して。」「あと1600万円必要だ。用意して欲しい。」等と嘘を言って、被害者から3回にわたり合計4400万円を騙し取ったアルバイト作業員の少年と職業不詳の25歳男を詐欺罪で検挙しました。

高齢の男性に暴行を加えた上、現金を奪い取ろうとした少年らを検挙

八王子署は、「親父狩り」と称して、ATMから現金を引き出した男性に因縁を付け、暴行を加えて金銭を奪い取ろうとした定時制高校生ら5人(定時制高校生4人、無職1人)を強盗致傷罪で検挙しました。

大学生に暴行を加えた上、現金を奪い取った少年らを検挙

南大沢署は、通行中の大学生に対して「自転車のライトが眩しいんだけど。」「とりあえず財布を出せよ。」と脅した上で暴行を加え、現金3,600円を奪い取ったと専門学校生ら3人(専門学校生1人、高校生2人)を強盗罪で検挙しました。

金銭トラブルの相手方を殺害しようとした少年を検挙

青梅署は、借金の返済を求めてきた男性が車両にしがみついたことから、これを路上に振るい落とすため、約200メートルに渡って車両を後進させて男性を路上に転落させて殺害しようとした無職の少年を殺人未遂罪で検挙しました。

高校生に暴行を加えて怪我をさせ、現金を脅し取った少年らを検挙

町田署は、嘘の連絡先を教えた等と因縁を付けて、被害者に殴る蹴るの暴行を加えて頭部顔面打撲傷等により全治1週間の傷害を負わせた上、「嘘の電話番号を教えたから恥をかいた。どうしてくれるんだよ。」等と現金の交付を要求して、被害者から現金15万3,000円を脅し取り、さらに「二人合わせて10万持って来い。」等と申し向けて現金を脅し取ろうとした無職少年1人と成人3人(無職女2人、型枠大工1人)を傷害、恐喝、恐喝未遂罪で検挙しました。

他人名義のキャッシュカードで現金を引き出した少年らを検挙

福生署は、他人名義のキャッシュカードを使って、ATMから現金100万円を引き出した無職少年と無職の男を窃盗罪で検挙しました。
引き出された現金は、特殊詐欺の被害に遭った女性が入金したものでした。

給湯器販売業者を装って現金を騙し取った少年らを検挙

志村署は、給湯器販売業者を装って、被害者に電話を架けて「給湯器を設置しませんか。」などと言葉巧みに誘導し、被害者が過去に通信販売業者と契約し解約手続きが済んでいないことを知るや「解約しないと料金が発生しますよ。警察沙汰になりますよ。」「解約するのに300万円が必要です。解約手続きが終了したら300万円は返還します。」などと嘘を言って、被害者から300万円を騙し取った無職と高校生の少年2人を詐欺罪で検挙しました。

個人情報流出の削除金名下に現金を騙し取った少年らを検挙

志村署は、九州復興支援センターを名乗り、被害者に電話を架けて「名簿から情報が3件漏れている、2件は削除出来たが、あと1件は削除出来ていない。」「1,000万円を奉仕すれば削除ができる、削除が出来たら。お金は全額お返しします。」などと嘘を言って、被害者から現金1,000万円を騙し取った無職の少年2人を詐欺罪で検挙しました。

同級生にバッタを食べさせる等した少年を検挙

石神井署は、被害者に「虫食べられるんだよな。おい、そのバッタ食べてみろよ。」等と申し向けて、被害者にバッタを口の中に入れさせ、さらに被害者に「ちょっと、これを食ってみろ」と申し向けて、犬の糞を食べさせた高校生の少年を強要罪で検挙しました。

情報発信元

警視庁 少年事件課 指導第二係

電話:03-3581-4321(警視庁代表)