更新日:2019年10月25日
昨年末以降、パソコンへのウイルス感染が原因でネットバンキングへのアクセスの際に入力したID、パスワード等が第三者に取得され、それらのID、パスワードを不正に利用し、他人名義の銀行口座へ不正送金を行う不正アクセス事案が多発しています。
このウイルスに感染した場合、利用者が金融機関等の正規のホームページに接続すると、不正な入力画面が表示され、ID、パスワード、第2暗証・質問、合言葉・インターネット用暗証番号、クレジットカード番号・有効期限などの入力を求められる場合があります。
ネットバンキングウイルス感染前のイメージ図
画面上部に注意喚起が表示され、「お客様番号」と「パスワード」の入力フォームが表示されている。
ネットバンキングウイルス感染後のイメージ図
注意喚起が削除され、入力画面に「第2暗証」等の入力フォームが表示される。ホームページのURLは変わらないため、気付きにくい。
被害を未然に防ぐために、次の事項を実施してください。
- ウイルス対策ソフトによりウイルスを駆除する。
- 継続的にアップデートを行い、OSやソフトウェアを最新の状態にする。
- 不審な入力画面などが表示された場合は、個人情報は入力せず金融機関等に連絡する。
また、ネットバンキングを利用する際は、お使いの金融機関からの案内をよくご確認ください。
ネットバンキングウイルスの駆除について
ネットバンキングウイルスは、複数の種類が確認されています。ウイルス対策ソフトとしては以下が挙げられます。
ウイルス対策ソフトの導入と最新の定義ファイルを導入したウイルス対策ソフトによるウイルススキャンを実施するようにしてください。
詳しくは、ウイルス対策事業者各社にお問い合わせください。
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参考ページ
ネットバンキングに係る不正アクセス事案への対応に関する利用者への注意喚起等について(要請)
情報発信元
警視庁 サイバー犯罪対策課 対策係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
