先輩の声
人の役に立つ仕事がしたいと思い、困っている人を直接手助けできる警察官を志望しました。中でも警視庁は、女性警察官の人数が他道府県の警察と比べて圧倒的に多く、女性が働きやすい環境が整っている点が魅力でした。私は、ふだんは地域警察官として交番に勤務していますが、110番という地域住民にとっての緊急事態に、すぐに駆け付けて助けることができる警察官の仕事にやりがいを感じています。ほかには、女性特別機動隊員として皇居で行われる一般参賀、各種競技大会やイベントなどでの警備に従事することもあります。
110番通報を受けると、交番の地域警察官がすぐに現場に駆け付けます。どのような事件・事故なのか、詳細が判明しない状態で現場に臨場しなければならないので緊張することもありますが、私たち警察官の姿を見せることで通報された方をいち早く安心させることができます。「来てくれてありがとうございます」と感謝されると、地域住民に頼りにされている警察官としての誇りとともに、大きなやりがいを感じます。
仕事をする上で
大切にしていること
防犯活動の一環として地域住民のご自宅を訪問する巡回連絡では、「何か困ったことはありませんか?」と尋ねると、隣人とのトラブルや振り込め詐欺の葉書が届いて困っていたという相談を受けることがあります。例え些細なことでも大きな事件に発展するおそれがあるため、できるだけ多くの世帯を訪問し、効果的なパトロールを行うことで地域住民にとって身近な存在となり、地域に溶け込んでいきたいと思っています。そして、いざというときには気力と体力を持って犯人と対峙できるよう、日頃から体力トレーニングや武道の訓練を通じて心身を鍛えるなど、自己研鑽に努めています。
私は、女性や子供、高齢者の方々など、助けを必要とする方の支えになりたいと思い警察官になりました。今はまだ実務経験が浅いこともあり、被害に遭われた方にどのように接したらよいか分からず上手に対応できないこともありますが、一緒に交番で勤務している上司や先輩方の親切で丁寧な対応を学びながら、私も相手に寄り添う優しさを持った頼もしい警察官になりたいです。
TIME TABLE
PROFILE