先輩の声
小さな頃から警察官である祖父や父の背中を見て育ち、父のような警察官になりたいと思い、警視庁に入庁しました。私が所属する遊撃特別警ら隊には、職務質問のスペシャリストが集まっており、東京都内全域で活動しています。不審者に対して職務質問をし、違法な薬物を所持している者や、特殊詐欺の受け子、不法に残留している外国人などを検挙することで、首都・東京の治安維持に努めています。
多くの人が行き交う街の中によく目を凝らすと、人と違う動きをしていたり、私たちの姿を見て目を逸らしたりするなど、不審な挙動が見えてきます。私たちは、こうした些細な不審点を見逃さず、追及することで検挙につなげています。自分の職務質問で、反社会的勢力の資金源となる薬物の売人などを検挙することができたときは、治安の維持に貢献しているという達成感を得ることができます。また、警視庁には、現場での個人の活躍を見てくれる人が必ずいます。「努力を評価してくれる人がいる」ということが、この仕事の魅力であり、やりがいにつながっています。
仕事をする上で
大切にしていること
職務質問を受けるほとんどの方は、善良な国民・都民です。貴重な時間を割いてご協力いただいたことに対して常に感謝する気持ちを忘れず、必ず謝意を伝えるようにしています。一方で、犯人を検挙する場合は、犯人が証拠を隠滅したり、逃走しようとしたりするばかりでなく、時には立ち向かってくることもありますので、ふだんから身体の鍛錬を怠らず、あらゆる状況を想定して行動するよう心掛けています。
これまでたくさんの先輩方から職務質問の技術を学ばせていただきました。今後は自分がその技術を教える立場となりますが、やる気に満ちあふれている後輩を指導していくことが楽しみです。また、警察官としての幅を広げるためにも、職務質問だけでなく、検挙された被疑者の取調べや留置などの捜査の流れや、様々な法律知識についてより深く勉強していきたいと考えています。
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