先輩の声
大学時代に、暑い日も寒い日も交番で勤務し、地域の安全・安心を守っている地域警察官の姿に憧れて、警察官を志望しました。また、首都には皇居、官公庁、各国大使館や日本有数の繁華街があり、首都でしかできない仕事に従事できることに魅力を感じ、警視庁を選びました。現在私は、拳銃教官として、警視庁警察官の射撃技術の向上や、拳銃使用判断についての指導などを行っています。また、毎年、1,000人を超す出場者が自らの射撃技術や使用判断能力を競い合う警視庁拳銃射撃競技大会の運営にも従事しています。
拳銃は警察官にとって、犯人の逮捕や逃走の防止、自己及び都民の生命を守るための最大の武器であり、最終的な手段です。警察官が現場で適正かつ的確な拳銃の使用ができることはもちろん、安全管理を徹底し、個々の射撃技術を高めることで、緊迫した現場でも自信を持って職務執行できるよう指導しています。自分が行う指導が、警察官と都民の命を守ることにつながっていることに、やりがいを感じています。
仕事をする上で
大切にしていること
警視庁術科センターで行う拳銃の教養では、一日に100人以上もの警察官を指導することもあります。実射訓練では、訓練員に拳銃の安全規則や操法を徹底的に遵守させ、絶対に事故を起こさないよう細心の注意を払って指導をしています。また、拳銃指導以外においても、事前の準備を入念に行い、業務を終えた後もしっかりと成果を顧みて、反省点を次回に活かせるよう心掛けています。
私は、拳銃の本部特練員として、全国警察拳銃射撃競技大会に出場し、警視庁の連覇に貢献することができました。これからも、自己の鍛錬を欠かさず、射撃技術の向上に努めるとともに、日本の警察組織の中核である警視庁で拳銃教官として勤務しているからには、「警視庁にこの人あり」と思われるような教官を目指します。
TIME TABLE
PROFILE