先輩の声
大学3年の時、広く社会の役に立てる仕事をしたいと考えていたところ、警視庁警察官の父から警察行政職員の仕事を薦められました。希望していた事務職であり、首都の治安維持に携われる仕事に魅力を感じたことや、人員・設備・予算が最大規模の警視庁だからこそできる仕事がたくさんあると考え、入庁しました。用度課は、警察署や本部各課からの要望に基づく物品などの調達、事業実施に伴う契約、納品や給付の完了を確認する検査などを行っています。私は、本部各課からの依頼を受けて契約を締結する契約第一係に在籍し、主に職員の制服の調達や、警察活動に不可欠な装備品の調達・修繕・情報処理システムの開発や保守などの契約手続を担当しています。
警視庁警察職員は、日本の首都・東京を守り、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をはじめとした大きな警備にも携わるため、警察活動に必要な物品は多岐にわたります。「第一線で働く職員のために、こういったものを配備したい」「業務の合理化のために新しいシステムを導入したい」という思いで日々の業務に取り組んでおり、自分が携わる契約などによって首都・東京の安全を守るために必要な基盤が整備され、現場の環境改善や都民サービスの向上につながっていることに、大きなやりがいを感じます。
仕事をする上で
大切にしていること
契約担当者として、その契約が公正かつ経済的であるよう常に気を付けています。契約案件は、少額の随意契約から大規模な競争入札案件まで様々ですが、その一件一件が都民の理解を得られるかという視点を大切にしています。また、警察官が身に付ける制服や装備品などを調達する際には、専門的な知識も必要となってきますが、例えば、制服であれば材料の規格や縫製などについて担当者と何度も打合せや確認を重ね、迅速かつ適正に契約を締結できるよう、知識の向上に努めています。
契約担当者として、警視庁の未来を見据えた仕事をしていきたいです。契約案件の多くは、何か月も前から準備をして備える必要があります。組織の方針を正しく理解し、第一線の現場のニーズがどのようなものであるかを鋭敏な感覚で捉え、必要なときに必要なものをそろえることで警察活動が滞ることなく「世界一安全な都市、東京」を実現できるよう、契約業務のプロフェッショナルを目指しています。
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