先輩の声
学生時代に打ち込んだ剣道と、大学で学んだ法律の知識を活かせる仕事を探している中で、警察官の仕事に興味を持ち、首都・東京を守る大きな使命感とやりがいのある警視庁なら、自分の可能性を最大限に伸ばせると考え、入庁しました。私は、入庁後、3年間にわたり中国語の語学研修を受ける機会をいただき、現在は組織犯罪対策第一課の刑事として、違法な活動を行う外国人に関する情報を収集し、犯罪を摘発することにより、国際的な犯罪組織の解明と壊滅を目指しています。
オーバーステイや偽装結婚など、外国人による犯罪を取り締まることで、偽造在留カードの販売や偽装結婚の斡旋を行っている犯罪組織につながる情報を収集しています。そうして収集した情報が犯罪組織の実態解明に役に立ち、犯罪組織の壊滅につながっていくことで、首都東京だけでなく、日本の治安維持の一翼を担っているというやりがいを感じています。
仕事をする上で
大切にしていること
首都東京には、様々な国と地域から大勢の外国人が訪れることから、その分、多様な取扱いがあります。日本の常識や考え方にとらわれず、文化や習慣の違いを頭に入れながら、柔軟な対応や捜査を行うよう心掛けています。もう一つ大事にしているのが、どんなに小さな悪でも絶対に見逃さない、許さないという気持ちを持ち続けることです。警察官が悪を見逃し、追うことを諦めてしまったら、誰が被害者の無念を晴らし、治安維持を実現できるでしょうか。その気持ちを常に忘れず、「正義の味方」であり続けることを大切にしています。
入庁して3年もの長い期間、中国語を学ぶ機会をいただいたおかげで、私は通訳人を介さずに中国語を使った捜査ができるまでになりました。今後も中国語の語学力を更にブラッシュアップし、上位級の資格を取得することで、より円滑な捜査に役立てられるよう日々学習に励んでいます。
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