先輩の声
警視庁警察官として働いている両親の姿に憧れ、私も同じフィールドで仕事がしたいと思うようになりました。また、兄も警視庁警察官となったことから、その思いがより一層強くなり、私も絶対に警察官となって人々の力になりたいと志望しました。サイバーセキュリティ対策本部は、サイバー空間における安全・安心を確保するため、サイバーセキュリティ対策の司令塔として、自治体や民間事業者との連携を強化し、SNSを利用した情報発信、都民や企業に対するイベント・セミナーを開催するなど、各種対策を推進しています。対策担当である私の仕事は、都民に対して広報・啓発するためのイベント・セミナーの企画や、ポスターやリーフレットなどの制作のほか、SNSを活用した情報発信など、都民がサイバー犯罪の被害に遭わないための活動をしています。
初めて都民に向けたサイバーセキュリティ対策に関するセミナーの講師を務めた時は、大勢の方を前にして話をすることにとても緊張しましたが、事前の準備や練習の成果もあり、伝えたい内容を自分の言葉で表現できました。セミナー終了後、大きな拍手が起こり、「とても分かりやすかった」と声を掛けられた時は、達成感とともに大きなやりがいを感じました。
仕事をする上で
大切にしていること
サイバーというと「IoT機器」「ランサムウェア」「フィッシング詐欺」など分かりづらい専門用語がたくさん出てきます。そこで、子供の頃から得意だったイラストのスキルを活かし、どの年代の人にも理解してもらえるよう分かりやすい情報発信に努めています。また、日常において警察官と関わることがほとんどない都民の方にとっては、イベントやセミナーなどで会った警察官の印象がそのまま警視庁全体の印象につながることもあります。そのため、常に警視庁を代表しているという意識を忘れず、いつでも親切かつ丁寧な対応を心掛けています。
スマートフォンが普及し、手軽にサイバー空間を利用できる時代になる一方、サイバー犯罪も増え手口も益々巧妙化しています。サイバーセキュリティ対策の知識を更に深め、都民に分かりやすく伝えるスキルを磨いていくことで、都民がサイバー空間を安心して利用できる社会を実現することが私の目標です。
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