スペシャリストたちの
CAREER

先輩の声

警視庁の組織力を
最大限に発揮する
人事配置や企画を
立案する。

PROFILE

人事第一課 管理官(人事担当)
警視
1996年入庁

大学時代に交通違反の取締りを受けたとき、事故に遭わないよう注意してくれた警察官の誠実な態度に感銘を受け、警察官の存在を意識するようになる。また、その翌年に阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件などが発生したことで、「自分が進む道は警察官しかない!」と強く志望して警視庁に入庁した。入庁後は、地域部門(交番、パトカー勤務)、警務部門、捜査部門(刑事、組織犯罪対策等)などを経て、現在は人事第一課の管理官として警視庁の組織力を最大限に発揮するための人事配置等を担当している。

1997-2000

上野警察署 地域課(交番勤務)

警察学校を卒業後、初めて勤務した上野警察署の交番は、子供から高齢者まで幅広い観光客で賑わう観光スポットを管轄していたので、土日になると迷子になった児童の捜索によく追われていました。人混みの中で児童を見つけ出してご両親に引き渡すことが多々ありましたが、何度も感謝の言葉をいただき、その都度、私たちも目頭が熱くなりました。上司・先輩方にも恵まれ、不審者を追跡中に道路に飛び出すなど危険なことをすると厳しく叱られましたが、応援要請をすると大勢の仲間がすぐに駆けつけてくれるなど、本当に頼りになる上司・先輩方に大事に育てられました。また、「たまには両親に近況報告しなさい。親孝行ができない人間は、いい警察官になれない」と指導され、感謝の気持ちを持つ大切さも身に付きました。

2003-2005

高尾警察署
地域課(パトカー勤務)

高尾警察署に昇任配置された初日のことです。「小学校の校庭にイノシシが侵入した」との110番通報があり現場へ急行すると、一頭のイノシシが遊具や倉庫にぶつかりながら、すさまじい勢いで校庭を駆けずり回っていました。校舎の窓から大勢の児童が見守る中、仲間の署員たちと盾や網で捕獲しようと必死に試みましたが、野生のイノシシの突進力はとてつもなく、何度も吹き飛ばされてしまいました。泥だらけになりながら格闘すること3時間、イノシシの動きが鈍くなったところで、私たちはスクラムを組むように密着した体勢となり、ようやくイノシシを捕獲。校舎から児童たちの大きな拍手と「お巡りさん、ありがとう!」という声が聞こえ、充実感と、警察官としてのプライドを保てた安心感で満ちあふれました。

2009-2011

東村山警察署
刑事組織犯罪対策課 課長代理

本部勤務などを経て警部に昇任し、東村山警察署に配置となりました。この頃、都内および埼玉県下で、同一犯人の仕業と思われる女性や高齢者を狙った窃盗事件が連続発生していたため、刑事組織犯罪対策課の課長代理として捜査員の陣頭指揮にあたりました。手掛かりが少なく犯人を特定する捜査は難航しましたが、捜査員だけでなく警察署員が一丸となって聞き込みや張り込み、防犯カメラ画像の解析などを徹底した結果、犯人を割り出し、約2か月後、何とか逮捕することができました。何よりもうれしかったのが住民の方々からの声です。なかなか犯人が逮捕されず、不安な日々を過ごされていたと思いますが、いつも我々を見守り、激励してくださり、犯人逮捕後は多くの感謝の声をいただきました。改めて「警視庁は、住民の方々に支えられている」と実感しました。

2015-2016

東大和警察署
刑事組織犯罪対策課 課長

刑事組織犯罪対策課の課長として東大和警察署に配置となりました。ある日、特殊詐欺被害に遭われた高齢のご夫婦が憔悴された様子で来署しました。コツコツと貯めたお金をあっという間に失ったのですから無理もありません。心配になり、後日、捜査員を連れてご自宅に伺ったところ、「海外で働いている息子には恥ずかしくて言えない」「被害に遭って精神的に落ち込んでいたが、警察署の皆さんが親身になって話を聞いてくれて、気持ちが和らいだ」「警察の皆さんが世のため、人のために頑張ってくれて感謝しかない」などの言葉をいただきました。改めて警察職員として被害者の立場に立ち、心情に配慮して対応することが不可欠であることに気付かされましたし、逆に励まされ、元気をもらえる警察官の仕事に大きなやりがいを感じました。

2016-2018

警察庁 組織犯罪対策部(出向)

警察庁に出向となり、国境を越えて活動する国際犯罪組織の情報収集や来日外国人グループによる犯罪の分析のほか、日本で罪を犯して国外へ逃亡した犯人の追跡に関する業務に従事するなど、全国の警察官と連携しながら来日外国人犯罪対策に取り組みました。また、国外で開催された会議に出席する機会もあり、外国捜査機関の捜査員と連携を図るなど貴重な経験を積むことができました。

2018-2019

組織犯罪対策第二課 管理官

警察庁から帰任し、組織犯罪対策第二課に配置となりました。ある日、警察署の捜査本部で捜査に従事していた私たちのチームに、「某国の来日外国人が日本国内で失踪。犯罪に巻き込まれた可能性が高く、至急、捜索して身柄を保護せよ」という命令が下りました。手掛かりは顔写真一枚と数日前に立ち寄ったとみられる場所の情報しかありませんでした。警察署と本部の捜査員が協力し、写真を片手に寝る間を惜しんで繁華街をつぶさに捜索したところ、早朝に捜査員が失踪男性を発見し、命令を受けてから約12時間で無事に保護しました。手掛かりの少ない状況の中、日本警察のスピーディーな対応に男性の母国である在日大使館から感謝が寄せられ、捜査員一人ひとりの執念や組織力、マンパワー、そして何よりも警視庁のチームワークと団結力の偉大さを感じました。

2019-現在

人事第一課 管理官

現在は、人事第一課に所属し、警部以上の警察官と係長職以上の警察行政職員の人事、組織の人事に関する調査や企画、人事情報の管理などの業務を担当しています。犯罪情勢や第一線で活躍している現場の声、時代背景や街並みの変化などを考えながら、警視庁の組織力を最大限に発揮できる人事配置や企画立案をしています。中でも、大きなやりがいは、事件が解決したニュースや住民の方々から寄せられる感謝の手紙などを通して、それぞれの立場で、都民・国民のために活躍する警視庁の各部門・職員の姿を見ることです。

これまでのキャリアを
振り返って

警察職員の仕事は、事件を解決する、困っている人の相談に乗る、大事な落とし物を返還するなど、被害者や住民と触れあう中で激励や感謝の言葉をいただけることが多く、仕事の充実感を味わえる機会に恵まれたやりがいのある仕事だと実感しています。また、私は20年以上警視庁に勤務していますが、今もなお、組織力の大きさには驚かされています。多岐にわたる業務、装備資器材の規模、事件・事故、相談事案、警備・災害などへの対応能力、そして、多種多様な能力を持つ人材が集まり、そこから生まれるアイデアや施策、行動力など、警視庁の組織力が都民・国民のために役立っていることを肌で感じることができ、その一員であることを誇りに思っています。

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