先輩の声

警視庁で働く女性警察職員

女性が輝く警視庁

警視庁は男性ばかりの職場だと思われがちですが、
実は多くの女性警察官、警察行政職員が活躍しています。
女性の視点を生かし職務を遂行する彼女たちの価値観、仕事観をご紹介します。

雑踏の安全は
私の「声」で守り抜く。

<第四機動隊 広報係 巡査長 2014年入庁>

現在の仕事内容を教えてください。

私は第四機動隊の広報係員として、初詣や花火大会、東京マラソンなどのスポーツイベント、渋谷駅周辺のカウントダウンやハロウィン など、人混みの中での事故を防止するため、集まった人々に向けてアナウンスする「警備広報」を担当しています。アナウンスは警備車両の上に立って行いますが、神社の境内など車両が入れない場所では、大型のメガホンを使って雑踏の中から人の流れを誘導し、けが防止などの注意喚起を行います。子供の頃から人と話をすることが好きでしたので、今は自分の得意分野を生かし、分かりやすく丁寧な警備広報に努めています。

仕事のやりがいを教えてください。

警備の要として最前線で従事している機動隊の一員として、「警備広報」によって人の流れをスムーズに誘導する仕事に大きなやりがいを感じています。一つの場所に急に人が集中すると、接触による転倒事故やケンカなどのトラブルが起きかねません。また、迷惑行為をしている人を放置すると、周囲に大きな危険を及ぼすことがあります。そのため、車両の上で周囲を見渡し、注意を呼び掛け、皆さんの協力を得ながら安全な人の流れをコントロールして事故を防止しています。何事もなく無事に警備を終えたときは、安堵感とともに大きな達成感を感じます。

今の仕事で一番印象に残っている
エピソードは?

初詣や花火大会、スポーツ大会などのときは、小さなお子さんを連れた家族や高齢者も集まりますので、すべての人が理解できるよう聞き取りやすくてはっきりとした口調で広報するように心掛けています。東京マラソン大会の警備に従事した時のことですが、観衆の中にいた高齢の女性の方から、「地方からマラソンを見に来ましたが、初めて女性の警察官が広報しているのを見て驚きました。天気の悪い中で大変ですが、頑張ってくださいね!」と声を掛けていただき、とてもうれしかったことを覚えています。

女性警察官はどのような活躍をしていますか?

最近では機動隊でも多くの女性が活躍しており、警備広報においては「女性のほうが柔らかい口調なので安心する」「声が聞き取りやすい」という声をいただくこともあります。また、機動隊員の中には、妊娠や育児による時差出勤の制度や育児休暇を取得している女性隊員も多くいます。職場のサポートも充実しており、安心して長く働き続けられる環境です。

これからの目標を教えてください。

警備現場の状況に合わせて口調の強弱を使い分け、誰もが注目して聞きたくなるような警備広報ができるようになりたいです。また、様々な警備現場の経験を積み重ねて知識やスキルを向上させ、将来は、警備犬訓練士になることを目指しています。

受験生にメッセージをお願いします。

警視庁には多種多様な職種があり、自分のやりたい仕事が必ず見つかります。男性の多い職場ですので不安に思うこともあるかもしれませんが、女性職員へのサポートもしっかりしています。また、体力面が心配な方もいるかもしれませんが、夢を諦める必要はありません。警察学校に入校した当初は運動が苦手であったとしても同期の仲間に支えられながら体力を養い、現場で活躍している女性警察官は多くいます。ぜひ、私たちと一緒に首都を守るために頑張りましょう。

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少年たちがより良い
道へ進めるよう支援する。

<少年育成課 大森少年センター 主事(心理) 2015年入庁>

現在の仕事内容を教えてください。

警視庁少年センターでは、親の金品を盗んだり、万引きを繰り返したり、無断外泊が続いたりするなど、少年の非行に悩んでいる保護者や学校の先生からの相談をはじめ、いじめや犯罪などの被害に遭ってしまい、精神的にショックを受けている少年などからの多様な相談を受け付けています。私は、少年相談専門職員として、面接や電話を通じて少年の非行防止や被害からの立ち直りを目的とした少年相談を行い、カウンセリングや箱庭療法などを通じて心のケアや問題解決への適切な指導助言や支援をしています。

仕事のやりがいを教えてください。

少年が立ち直っていく姿を間近で見られるのが大きなやりがいです。「非行少年」と聞くと、少年の性格の問題と思われるかもしれません。しかし、少年が非行に走る背景には、友だちがいない寂しさ、勉強が苦手で学校がつらい、親から虐待を受けている、実は何らかの犯罪被害に遭っているなど、様々な要因が隠れていることがあります。今起きている困り事や非行だけに着目するのではなく、ちょっとした仕草や容姿の変化を見逃さず、隠れた要因はないかを様々な角度から考えることで、少年たちがより良い道に進めるよう支援しています。

今の仕事で一番印象に残っている
エピソードは?

少年の非行に悩んでいた親御さんから相談を受けて、1年以上かけて何度も少年の面接をしました。面接が終わってしばらく経ってから、少年の親御さんから手紙が届き、「少年センターに相談した時は、『ウチの子は何て悪い子供なんだろう』と思っていましたが、振り返ってみると自分にも原因がありました。今は家族で平穏に過ごしています」と書かれていました。基本的には少年のカウンセリングが中心でしたが、親御さん自身の心理的な側面に大きな影響を与えられた出来事だったと感じています。

女性の警察行政職員はどのような活躍をしていますか?

警視庁には、女性の視点が生かされる部署や仕事がたくさんあります。例えば、性被害に遭った少女に対しては、女性職員が対応することが二次被害の防止につながるなど、今後更に女性が活躍する場は増えていくのではないでしょうか。少年センターでも、「女性の方なので安心して話しやすい」「柔らかい雰囲気で話を聞いてくれそう」といった意見も多く寄せられています。

これからの目標を教えてください。

「困っている人を助けたい」という気持ちから選んだ仕事ですので、一人でも多くの少年を救うことが目標です。少年たちが置かれている環境は常に変化し、カウンセリングの技術や心理学の知識も日々新しくなっています。技術職として常に最新の知見が必要になりますので、積極的に情報を集めるよう日々アンテナを高く持ち続け、業務に精通していきたいです。

受験生にメッセージをお願いします。

警視庁は大きな組織ですので、警察行政職員として様々な部門を経験することができます。私は大学で学んだ心理学を生かしながら幅広く仕事ができそうだと思い、警視庁に入庁しました。学んできたことや自らの個性を生かせる仕事が必ず見つかりますし、やりがいを感じられると思います。また、福利厚生が手厚く、妊娠、出産、育児に関する制度も整っており、女性が長く働ける環境です。

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事件を解決へと導く
似顔絵捜査員。

<福生警察署 強行犯捜査係 巡査部長 2007年入庁>

現在の仕事内容を教えてください。

強行犯捜査係の刑事として、殺人事件、暴力事件、性犯罪といった凶悪事件を捜査することで犯人を検挙し、事件送致までを担当しています。子供の頃から趣味で絵やイラストを描いていましたので、その特技を捜査に生かせないかと思い、鑑識課の似顔絵講習を受講しました。現在は、様々な事件の被害者から犯人の特徴などを聞き取り、描いた似顔絵を捜査に活用する「似顔絵捜査員」として活動しています。

仕事のやりがいを教えてください。

DNAの解析など科学捜査は日々進歩していますが、一方で、捜査活動において似顔絵の必要性が見直されており、作成する機会も増えています。モンタージュ写真では第一印象が強くなり、「容疑者に似ていない」と捜査対象者の範囲を狭めてしまうおそれがあるのに対して、似顔絵は特徴的な部分を視覚的に捉えることができることから、対象者の範囲を広げやすいと期待されています。似顔絵を参考にしながら事件を捜査することで、被疑者を検挙することや、余罪の追及など事件を解決に導けることが大きなやりがいです。

今の仕事で一番印象に残っている
エピソードは?

年少者を狙った連続性犯罪事件が発生した時のことです。被害に遭い、ショックで何も話すことのできない子供がいましたが、信頼関係を築いたことで、被害状況を詳細に聴取し、犯人像を絞ることができました。犯人を検挙しても被害者の無念を完全に晴らすことはできませんが、少しでも被害者の不安を取り除き、これ以上の被害者を増やさないようにすることができたときは、刑事として大きな達成感を得られます。

女性警察官はどのような活躍をしていますか?

女性の被疑者や被害者からの聴取や女性の身体からの鑑識資料の採取など、様々な分野で女性が活躍しています。凶悪事件に巻き込まれてしまった被害者の心の傷の深さはそれぞれ違いますし、事件によっては捜査が長期に及ぶこともあります。警戒心を持たれず、穏やかに事を進められやすいことから、女性刑事のほうが被害者の協力を得やすい傾向にあるのではないでしょうか。

これからの目標を教えてください。

現在は、似顔絵捜査員として刑事活動に従事していますが、犯人の似顔絵だけに留まらず、自転車やバイクなど乗り物や物体を描くことや、骨格からの似顔絵作成という分野にも興味があり、専門的に学びたいと考えています。また、どのような事案の似顔絵作成でも、柔軟に対応できる似顔絵捜査員を目指して頑張っていきたいです。

受験生にメッセージをお願いします。

「警察は男性の世界」というイメージがありますが、そんなことはありません。男性と等しく活躍することができる職場であり、女性でなければできない仕事も多くあります。事案によっては、女性の力が特に必要とされていますので、性別にとらわれず自分の個性を大切にしてほしいと思います。警視庁は大きな組織ですので、あなたの個性を生かせる仕事が必ず見つかるはずです。

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