更新日:2019年10月25日
相談内容
- なんの説明もなかったのに、画像や動画を見ようとしたら突然料金請求画面になった。
- 子どもがスマホを触っていたら、急に料金請求画面になった。
対応方法
- 無視しましょう。
- 悪質なサイト、いわゆる「ワンクリック詐欺サイト」にアクセスした可能性があります。表示されている連絡先にメールや電話で連絡をしてはいけません。
- 料金請求画面の消し方は下記の説明を参考にしてください。
説明
ワンクリック詐欺サイトとは、「クリック(タップ)すると契約したことになる」という説明が事前に明示されていないのに、ウェブサイトにアクセスした際や、画像・動画を見ようとした際に画面全体に「入会手続きが終了したので会員費用として〇〇万円必要」という内容のメッセージを表示させるウェブサイトのことです。
このメッセージは、消してもすぐに「退会手続きをするためには未納金を支払う必要がある」「すぐに連絡をしたら減額する」等を繰り返し表示するようになっており、他の操作をできなくさせる悪質な仕掛けになっています。アダルトサイトや出会い系サイト、ゲーム攻略サイト、おもしろ動画サイトなど、画像や動画を提供するホームページに関連して寄せられることが多い相談です。
IPアドレス(203.0.113.0などの「 .」で4つに区切られた番号)や使用しているOS、ブラウザの種類等が表示されることはありますが、個人を特定するような情報はサイト管理者に通知されません。メールや電話で連絡を取ることで、かえって自分の個人情報を相手に知らせることになります。
相手に連絡してしまった場合、料金請求メールがたくさん届いたり、電話がかかってきたりする可能性が非常に高いので、メールアドレス変更や番号非通知の着信ブロック、不審な電話番号からの着信は無視するなどの対応も検討してください。
支払いについて不安な方は、お住まいの地域の消費生活センターにご相談ください。
独立行政法人 国民生活センター(全国の消費生活センター等)(外部サイト)
パソコン、スマートフォン、タブレットのいずれの機器でも、ブラウザ(インターネット閲覧ソフト)の履歴やキャッシュ(一時ファイル)等を削除することで、料金請求画面を消すことができる場合があります。
履歴やキャッシュを削除しても画面が消えない場合は、悪意のあるソフトウェアをインストールした可能性があります。「システムの復元」により数日前の状態や工場出荷状態に戻すことで、料金請求画面を消すことができることもありますが、この方法は保存されているデータが削除される可能性がありますので、事前に必要なデータのバックアップを取るなどし、自己責任において実施してください。
システムの復元方法・工場出荷状態に戻す方法については、製品の説明書を参考にするか、製造会社のサポートセンター等に確認してください。
参考:Windowsで履歴やキャッシュを削除する方法
「コントロールパネル」内の「インターネットオプション」を選択
「閲覧の履歴」の削除ボタンを選択
参考:iOSで履歴やキャッシュを削除する方法
「設定」内の「Safari」を選択
「履歴とWebサイトデータを消去」を選択
参考:Androidで履歴やキャッシュを削除する方法
「設定」の「アプリ」から「Chrome」を選択
「キャッシュを消去」を選択
参考情報
インターネット上で、事前に料金の説明がない請求や、クリック(タップ)することが契約になるとの説明がない場合は、契約の無効を主張することができます(電子消費者契約法第三条第一項・第二項)。
また、インターネット上での契約を行う際に、利用者が申込み内容の確認や訂正ができるようになっていなければ、契約の無効を主張することができます
(特定商取引法第十四条第二項、特定商取引に関する法律施行規則第十六条 第一項・第二項)。
電子消費者契約法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H13/H13HO095.html(外部サイト)
特定商取引法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S51/S51HO057.html(外部サイト)
特定商取引に関する法律施行規則(第十六条 第一項 第二項)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S51/S51F03801000089.html(外部サイト)
東京くらしWEB 架空請求対策
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/torihiki/taisaku/(外部サイト)
サイバー犯罪に関する電話相談窓口
電話相談 電話:03-5805-1731
平日午前8時30分から午後5時15分まで
情報発信元
警視庁 サイバー犯罪対策課 対策係
電話:03-3581-4321(警視庁代表)
